米プロバスケットボール協会(NBA)は、香港デモへの支持を表明したヒューストン・ロケッツ幹部を処罰するよう求める中国当局の圧力に抵抗している。一方で、米国の政治家からは言論の自由に対する姿勢を批判されている。中国市場拡大の野心と米国の民主主義的規範の間で、難しいかじ取りを余儀なくされている格好だ。ロケッツのゼネラルマネジャー(GM)、ダリル・モーリー氏がツイッター上で香港デモへの支持を表明したことは、NBAにとって危機的状況へと発展した。ツイートはその後、削除された。中国のスポンサー企業はNBAとの取引案件を停止。ファンは不買運動を呼びかけているほか、中国のメディアはモーリー氏の職を標的に上げた。