多くのビジネスの場面では、分からないことをそのままにして対策を練っても、無駄に終わることの方が多い。

 そのような無駄をなくすためにデータを活用し、状況を把握・整理した上で論理的に物事を考えることから始めることが望ましい。そのためのデータ活用や調査の検討の例が前述の思考だ。

 また、データが取れない、そもそもデータがない、という場合も多々ある。このような場合は仮説を立てて検証することになる。

 仮説を立てる場合でも、まずは実際に起こっている事柄やデータから仮説を立てる方が、問題の本質に近づきやすくなる。

 また、その時には同僚や上司との検討も有用だ。視野が広がり、さまざまな意見から多角的な検討ができるからだ。

<クリティカル・シンキングによる思考>
・売り上げが伸び悩んでいるというのは、何に基づいて言っているのか?
・対前期比・対前年比・今期の目標などいくつかある指標のうち、何との比較なのか?
・それらとのギャップはどれくらいあるのか?
・競合他社が市場シェアを拡大しているのは、安価だけが理由なのか?他に理由はないのか?
・競合他社はどのようなプロモーションを行っているのか?
・自社製品と競合品の品質や使用感、デザインなどで特筆すべき差はあるのか?
・営業担当者のスキルが低いというのは、どのような理由でスキルを低いと言っているのか?その根拠は何か?

 などの考え方が例として挙げられる。