2020年米大統領選で民主党の候補指名を目指すジョー・バイデン前副大統領は9日、ドナルド・トランプ大統領は弾劾されるべきとの見解を表明した。バイデン氏はニューハンプシャー州ロチェスターで支持者に対し、トランプ氏は大統領就任の「誓いを破った」と述べた。これまで明確に弾劾を訴えることはなかったバイデン氏だが、この日は議会による弾劾訴追を求める理由を説明。トランプ氏は議会の調査への協力を拒んで司法妨害を行い、国民の面前で弾劾に値する行為に及んだと述べた。バイデン氏は「米国の歴史の中で、このような想像もできないような行為に走った大統領はこれまで存在しなかった」と指摘。また、トランプ氏を「憲法に穴をあけた」として批判し、「それで彼が許されるようなことはさせない」と述べた。