この1世代の間、民主党の大統領候補らは総じて、資本主義の基本的構造はそのまま維持しながら、その恩恵を再配分する方法について語ってきた。マサチューセッツ州上院議員のエリザベス・ウォーレン氏は、この従来の型を打ち破ることを約束している。民主党大統領候補の先頭集団に入ってきたウォーレン氏は、資本主義を根底から作り直すと訴えている。大統領に就任した暁には、大企業の規模と影響力を大幅に縮小させ、経済の様々な分野から民間企業を完全に締め出し、政府と労働者の力を取り戻すとしている。米経済界は、ウォーレン氏の大統領就任の可能性が高まりつつあることに懸念と不信感を抱いているが、中にはチャンス到来の予感を感じとっている向きもある。
ウォーレン氏の資本主義「改造」、実現なるか
身構える米経済界、ウォーレン大統領就任の可能性に懸念と不信感
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