日産GT-Rプレミアムエディション
日産GT-Rプレミアムエディション GT-Rは2017年モデルでエンジン出力を570ps引き上げボディを強化するなど各部を大幅改良 2020年モデルはターボを効率化しミッションとブレーキをリファイン Photo by Akihiko Kokubo

R35型は2007年に誕生してから
13年目を迎える長寿モデル

 日本が誇るスポーツカーの中で名車、いや、最高峰を選ぶなら、やはりモンスターと呼べるGT-Rがふさわしいと思う。R32~R34型のスカイラインGT-Rとは異なり、現行R35型GT-Rはデビュー当初からドライビングに緊張感がみなぎる存在だった。それは、圧倒的なエンジン出力(現状570ps/637Nm)に起因する。

 R35型は2007年に誕生してからすでに13年目を迎える長寿モデル。年々改良が加えられ、17年モデルではボディ外板にまで及ぶビッグチェンジを受けた。

 余裕の安定性の持ち主なので、日本の速度規制下では“何も起こらない”。その神髄を知るには、やはり200km/hオーバーの走行である。幸運にも最新モデルをドイツのアウトバーンと、スパ・フランコルシャン・サーキット(ベルギー)で試乗する機会があった。その経験を報告しよう。

 アクセルを踏む力を軽く込めるだけで即座にダッシュする。その切れ味の鋭さはデビュー当初から変わらない。

 右足をさらに深々と踏み込むとあっけなく250km/hの世界に到達する。その速度域での緊張感が最新モデルはまるで違う。つまり直進性に気を使わなくて済むようになった。ステアリング中立部分の確かな安定感、座りのよさは、初期型モデルの手に汗握る緊張感とは別物だ。安心してハイスピード領域が楽しめる。