米下院歳出委員会で初の女性委員長を務めたニータ・ローウィー議員(民主、ニューヨーク州)は10日、2020年の選挙に出馬しない意向を表明した。同氏の議席を巡る予備選にはチェルシー・クリントン氏など複数の民主党員が出馬する可能性がある。82歳のローウィー氏は1月に下院歳出委員長に就任。米史上最長となった政府機関閉鎖の間、民主・共和両党の議員が対立する中で指揮を執った。年内に再び閉鎖に陥らないよう、この秋も下院民主党の交渉役を担う。ローウィー氏は「議会の同僚たちが下院歳出委員会の初の女性委員長に選出してくれたことを光栄に思う。2020年度・21年度の歳出法案を交渉する上でも、下院民主党が優先する事項のため精力的に戦う」とした。