八木会長、岩根社長の会見
原発マネー還流問題で記者会見する八木会長と岩根社長 Photo by Ryo Horiuchi

現役社員やOBの証言で
関電、森山氏、吉田開発の“黒い”関係が明らかに

 関西電力の八木誠会長や岩根茂樹社長を含む役員ら20人が2006年から18年の間に、高浜原子力発電所が立地する福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)から総額3.2億円相当の金品を受け取っていた問題で、ダイヤモンド編集部は、関電の内部から「幹部は口座番号を伝えていた」などといった新証言を得た。

 関電はこれまでの会見で、森山氏側からの金品の受け取りについて「返却するつもりで保管していた。個人口座には振り込まれていない」と疑惑を否定しており、新証言はこれを覆すものだ。自らの意思で伝えていたのなら、初めから現金を受け取るつもりだったことになる。

 高浜町への原発誘致に尽力し、地元で“天皇”と呼ばれた森山氏は、関電から原発関連工事を受注した建設業者、吉田開発から手数料の名目で3億円を受領。関電、吉田開発、森山氏の3者で原発マネーが還流していた可能性が高まっている。