米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は17日、一段と厳格なソーシャルメディアプラットフォーム規制に対し、言論の自由を守る決意を改めて表明した。同氏がこうした政策を巡る講演を行うことはまれで、米大統領選や世界の社会運動に影響を及ぼす可能性がある。ザッカーバーグ氏はジョージタウン大学で講演し、幅広い意見が聞かれる機会を与えることより、それぞれが望む政治的展開の方に人々が注力するのは危険だとの考えを示した。足元の政治的な二極化については、市民権運動などの社会の激変期になぞらえた。「より多くの人々に発言機会を与えることで、人々を団結させるのではなく分断させていると考える人もいる」とし、「私が今日ここにいるのは、表現の自由を支持し続けなければならないと信じているからだ」と述べた。