最近のホワイトハウスの動きを巡り、ドナルド・トランプ米大統領が与党共和党から公式・非公式に受ける圧力が高まっている。議会下院の弾劾調査が進む中、共和党議員の意向に背く余地は狭まっており、同氏は攻撃に対して一段と脆弱(ぜいじゃく)になっている。トランプ氏は過去数日間に、来年予定される主要7カ国首脳会議(G7サミット)をフロリダ州マイアミに所有する自身のゴルフリゾート施設で開催する計画を撤回せざるを得なくなったほか、同氏の側近がウクライナへの軍事支援と政敵の調査との関連をいったん認めた後、それを訂正する事態になった。また、シリアからの米軍撤退というトランプ氏の決断の余波が収まらず、共和党を含め各方面から批判を浴びている。
トランプ政権の相次ぐ失態、揺らぐ共和党内の支持
弾劾調査が進む中、大統領は議会共和党に逆らいにくくなっている
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