2020年米大統領選に向け民主党の候補者指名獲得を目指すジョー・バイデン前副大統領の陣営は24日、スーパーPAC(特別政治活動委員会)からの支援を受け付ける可能性に言及した。共和党がバイデン陣営に対抗するために数百万ドル(数億円)を投じる中、これまでの方針を覆したことになる。バイデン氏はこれまで自身を支援するスーパーPACを認めず、政治献金を無制限に受けることができる同委員会を合憲とした2010年の最高裁判決は取り消されるべきだと主張してきた。だがバイデン氏の陣営は声明で、今後はスーパーPACを受け入れることを示唆した。バイデン陣営のケイト・ベディングフィールド選対副本部長は、ドナルド・トランプ大統領が「本選挙はすでに始まっていると判断している」と指摘。共和党の仲間と共に数百万ドルを投じ、バイデン氏の党指名獲得を「阻止するため、民主党予備選に直接介入している」と述べた。