米国が中国による買収を阻止しようとしているウクライナの航空宇宙メーカー、モトール・シーチ(Motor Sich)を巡り、米民間警備会社の創業者でドナルド・トランプ大統領の非公式顧問を務めるエリック・プリンス氏が買収交渉に当たっている。複数の当局者が明らかにした。トランプ政権はモトール・シーチについて、プリンス氏のほかに少なくとも1組の民間の買い手候補に接触した。プリンス氏は先ごろ同社を巡りウクライナ当局者と話し合い、主力工場を視察したという。モトール・シーチはヘリコプター・航空機エンジンの主要メーカーで、中国の企業グループが買収する予定となっている。米国は中国政府による防衛分野の重要技術の取得を阻止するため、この買収案件を中止させようとしている。
トランプ氏非公式顧問、ウクライナ企業の買収検討 中国に対抗か
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