以前(過去記事『上司に「どういたしましょうか」と聞いてはならない理由』)にお伝えしたように、

「自分は今こういうことが分からず、そのためにここまで調べて、こういうことが分かったが、その解決法が分からない」

 ということくらいは話せるように準備してから相談すべきだ。

 そうすることで相手も相談に乗ってくれやすくなる。

 相談相手は、なるべく自分よりも人生経験が豊富で、その業界に自分以上に精通している人がベストだ。

 相談することは、下記に示す3つの効用がある。

 (1)自分1人で考えるよりもモノの見方や注目する視点が増え、自分1人で気づかなかったポイントを見つけやすくなる

 (2)具体的な解決方法も、自分の考え以外の新たな打ち手を見つけやすくなる

 (3)その見方や考え方、打ち手を自分のものにすることができれば、自分自身のビジネスパーソンとしての実力を高めることができる

 このアプローチを続けていくと、1人でどんどん問題を解決できる力がついていく。それを積み重ねていくと、問題を解決するアプローチがいくつもあることが分かってくる。

 そして、その先のさまざまな問題には共通する解決方法が見え隠れしてくるようになる。

 これが積み上げた経験のなせる技だ。

問題を俯瞰して捉え
モノの見方の次元を高める考え方

 ここまでくると、皆様もいわゆる「真の課題」まで最短距離でたどり着けるようになるし、ビジネスパーソンとしての実力も相当高いレベルに至っているだろう。

 だが、この状態では、人によっては「問題を俯瞰して捉え、モノの見方の次元を高める考え方」まで到達していない人もいるかもしれない。