11月11日、SBIホールディングスは業績低迷が著しい福島銀行と資本業務提携を結ぶと発表した。この提携は、SBIの北尾吉孝社長が掲げる「第4のメガバンク構想」の第二弾。SBIという急速に発達する台風の影響で、地方銀行の再編劇が一気に加速し始めた。(ダイヤモンド編集部 田上貴大)
北尾SBIが福島銀行と資本提携
加速する「第4のメガバンク構想」
インターネット金融グループのSBIホールディングス・北尾吉孝社長が9月初旬に発表した、「第4のメガバンク構想」の第二弾が早くも決まった。
出資先は、福島県の第二地方銀行である福島銀行だ。11月11日、SBIは福島銀と資本業務提携を結ぶと発表。出資額は約11億円で、SBIグループ全体で19.25%の株式を握る筆頭株主となる。来年6月の株主総会を経て、SBIは社外取締役を1人送り込む見込みだ。