もしあなたが過去2カ月間、CNNとMSNBCだけでニュースを見聞きしていたなら、恐らくドナルド・トランプ大統領が内臓えぐりと四つ裂きの刑に処されてホワイトハウスから放り出されるほどの凶悪行為を行ったと思うことだろう。それは偽りの物語であり、下院情報委員会のアダム・シフ委員長が主導した大統領弾劾調査の非公開証言のうち、選別されてリークされた情報に基づいたものだ。彼とナンシー・ペロシ下院議長による弾劾調査の手法は前例がなく、憲法上の疑念があり、米国のフェアプレーの精神からかけ離れたものである。私の依頼人であるトランプ大統領がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と7月25日に交わした会話は、違法性のないものだった。トランプ氏が祝意を伝える通話の中で、ゼレンスキー氏はウクライナ国内の「腐敗を一層する」必要性に言及した。汚職の根絶はゼレンスキー氏の選挙公約の1つだった。トランプ氏は両政府の高官レベルでの汚職疑惑について捜査を求めた。それは共有された深刻な懸念だった。