【ニューデリー】中国発の人気動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」に対し、米政府や議会には疑念が広がっている。その一方で、最大の国外市場であるインドの規制当局やユーザーは全く動じる気配がない。  このアプリが中国以外で最も急速に人気を拡大したのがインドだ。同国の愛好者は若く、インターネットを始めたばかりで、大半が仕事をしていない。彼らの狭い自宅にはプライバシーがあまりなく、国じゅうの公園や駐車場に繰り出して15秒の短編動画を撮影する。その多くは同国のエンターテインメントの中心であるボリウッド映画をまねたものだ。