インフルエンザワクチン
今年はインフルエンザの流行が早まっている。決して侮ってはいけない(写真はイメージです) Photo:PIXTA

数百万人が感染するインフルエンザ
今年はすでに流行が始まる

 晩秋の11月になると急に寒さが増してきます。気温が20度を下回ると、インフルエンザ・ウイルスの活動が活発になります。今年もインフルエンザの季節がやってきました。受験生のお子様を持つ親御さんには、気の休まらない日々が続きます。

 インフルエンザ・ウイルスに感染すると、1~2日後に猛烈な高熱と筋肉痛、関節痛などの症状が現れます。そこにせきや鼻づまりなどの呼吸器に関わる症状が加わり、食欲もなくなるなど、とにかく苦しいものです。

 成人であれば1週間程度で回復しますが、その間は仕事にも学校にも行くことはできず、高齢者や心臓、呼吸器、腎臓などに疾患を持っている人、妊婦さん、乳幼児は肺炎を合併して重症に陥りやすい病状でもあります。

 インフルエンザは毎年、北半球と南半球の冬を中心に2ヵ月間くらい流行しますが、熱帯地方では1年中季節を問わず存在するそうです。日本では、例年11月下旬ごろから流行し始め、翌年の1月から2月にかけて患者数がピークを迎えます。ところが今年は、かなり早い時点から流行が始まり、小学校では10月下旬~11月中旬に学級閉鎖も見られるようです。

 日本では毎年、数百万人の規模で患者を出しています。死亡者数は、インフルエンザの流行による間接的な原因も含めると、1シーズンで1万人を超えると推計されています。毎年のようにこれほどの数の犠牲者を出す病気はインフルエンザを除いて他にありません。