米下院の法務顧問は18日、議会がドナルド・トランプ米大統領に対する弾劾条項を検討するにあたり、ロシア疑惑を捜査したロバート・モラー特別検察官が入手した証拠も含む可能性があるとの認識を示した。トランプ氏の弾劾の根拠がウクライナ疑惑にとどまらないことを示唆した。同法務顧問の弁護士、ダグラス・レター氏がワシントンの連邦控訴裁判所で明らかにした。レター氏によると、議会はトランプ氏がモラー氏への書面回答で、うそをついた可能性について調べている。モラー氏の報告書内の黒塗り部分で、「トランプ大統領が不誠実な回答を行った可能性を示す証拠がある」としている。問題の黒塗り部分については、2016年の米大統領選でトランプ陣営の元選対責任者だったポール・マナフォート受刑者に関連する箇所としているが、それ以上の詳細については明らかにしていない。