「企画プレゼンが通らない」「営業先の反応が弱い」「プレゼン資料の作成に時間がかかる…」など、プレゼンに関する悩みは尽きません。そんなビジネスパーソンの悩みに応えて、累計25万部を突破した『社内プレゼンの資料作成術』『社外プレゼンの資料作成術』シリーズの最新刊『プレゼン資料のデザイン図鑑』が発売になりました。この連載では、同書のコンテンツを紹介しながら、著者・前田鎌利氏がソフトバンク在籍時に孫正義社長から何度も「一発OK」を勝ち取り、ソフトバンク、ヤフーをはじめ約600社に採用された「最強のプレゼン資料作成術」のエッセンスをお伝えします。

Photo: Adobe Stock

 プレゼンで相手を引きつけるためには、パッと見た瞬間に相手の感情を動かす工夫が欠かせません。

 そのためには、できるだけ写真を全画面で使ったスライドを使うことをおすすめしています。テキストだけでは感情に働きかけるのが難しいですが、写真を大きく見せると、それだけで感情が動くからです。

 ただし、次のスライドのように、写真によっては、テキストの可読性が弱くなるケースがよくあります。「働き方改革とは?」というテキストが、ほとんど読めないですよね?


 このような場合に、テキストを枠で囲んだり、縁取り文字を使うと、かえって読みづらくなるのでNGです。また、写真を小さくして白地をつくって、そのスペースにテキストを置く方法もありますが、それでは写真の効果が半減します

 そこで、おすすめなのが、次のスライドのように、写真を「背景透過」することです。操作は簡単で、写真を選択したうえで「図の書式設定」の「図の透明度」をクリックして、「透明度」を調整すればOK。こうすることで、写真の効果を損ねずに、テキストをしっかりと読んでもらうことができるようになります。

 

 ただし、次のスライドのように、写真全体を「背景透過」するのが好ましくないケースもあります。このスライドは「フォレストTAMAGAWA」というマンションの魅力を訴えるものですから、マンションの外観をできるだけ見せたいからです。

 このような場合には、次のスライドのように、写真はそのまま使用して、テキストの部分だけ「帯透過」するのが正解です。

 この場合にはテキストボックスを選択したうえで「図形の書式設定」の「塗りつぶし(単色)をクリックして、「色」を「白」に設定したうえで、「透明度」を調整すればOKです。

 簡単なコツですが、「透過」をうまく使えるようになると、プレゼン資料が見違えるようになります。ぜひ、お試しください。