米国土安全保障省(DHS)は移民家族とその子供を国境で引き離した際、その人数を記録する適切な手段を持っていなかったことが同省監察官によるリポートで明らかになった。同様の措置を受けた子供の数がこれまでの政府発表を上回る可能性がある。法移民家族の引き離しを担当したDHSの税関・国境警備局(CBP)は2017年11月の時点でシステム上の問題を把握していたが、18年5月から6月にかけて引き離しの方針を強化した際も十分な対応を取っていなかったという。これにより、政府が適切に追跡しなかった子供の数が少なくとも1200人増える可能性があるとリポートは指摘。またこれらの子供が親との再会を果たせたか確認することも不可能だとしている。
移民の子の引き離し、米DHSは記録の手段持たず=監察官
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