台湾の呉ショウ燮外交部長(外相)は4日、中国政府の独断的な外交に国際社会の反発が高まる中、中国に対抗する民主主義国家のモデルとして注目が集まることで台湾の外交的孤立はいずれ解消される、との認識を示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで述べた。民主的な自治が行われている台湾について中国は自国の一部だと主張しているが、台湾の外交トップである呉氏は中国共産党の圧力に対処する台湾のやり方に欧米諸国が注目している指摘。自国利益のために外国政府の支持を得ようとする中国のやり方に触れ、「台湾は何十年にもわたりこのような影響工作を受けている」とした。特にここ数カ月間は欧米諸国は中国政府のやり方を目の当たりにしてきたと言及。「台湾と関わりをもち、これまでの経験について台湾と話し合い、台湾から学ぼうとしている」とした。