家庭的な人は
輪郭がどっしりしている

 婚活の現場では、ルックスも判断材料の1つだ。好みの顔のタイプというのは、誰しも持っている。しかし、相貌心理学を用いると、“好みの顔”と、“好みの性格が現れた顔”のギャップが浮き彫りになるという。

「たとえば、『顔は細面で目が切れ長な人が好き。性格は家庭的な人が理想』という人がいたとします。しかし、相貌心理学的には、細面で目が切れ長な人は、家庭よりも自分の世界を大事にするタイプです。では、家庭的な人はどんなお顔かというと、輪郭がどっしりしていて、顔全体の肉付きがふくよかなお顔です」

 要するに、家庭的な人が理想というのであれば、細面ではなくまずは輪郭がどっしりした人を選ぶのがいいというわけだ。

 とはいえ、何も相貌心理学に沿って婚活を進めよということではない。相貌心理学は、あくまで選択肢を広げる手段。これまで顔の好みだけを重視して成果が得られなかった人に、新たな指標にしてほしいとブゾン氏は言う。

「初めてデートする前に、お相手のお顔から性格を分析しておけば、初対面でも円滑なコミュニケーションを取ることができます。相手が好む会話のポイントや、あるいは地雷ワードもアドバイスできるので、婚活の戦略を立てやすくなります」

 要望があれば、交際に発展したカップルの相性診断も行う。ただし、相性を判断するのではなく、お互いを理解することが目的だ。こんな例がある。

「交際まで進んだ女性が、数回目のデートでお相手の男性に違和感を持つようになったというご相談がありました。やや高圧的な物言いが気になるというので、お相手の写真を拝見したところ、額の大きさが目立つ思考型タイプで、理詰めの会話をしがちな顔の特徴がしっかり出ていました」

 しかし、相貌心理学でどんな分析結果が出ようと、「相手とは性格が合わないから止めたほうがいい」とアドバイスすることは決してない。客観的に分析した結果を理解し、受け入れるかどうかは本人次第だ。