数字のないビジネストークは単なる雑談、数字を入れることで会話の説得力は格段に増す。このたび新著『稼ぐ話術「すぐできる」コツ』を出版した年収1億円の公認会計士・起業コンサルタントの金川顕教氏が、「数字を使って話す」ことのメリットと、そのテクニックを指南する。
会計の世界では
「数字」こそすべて
「数字はウソをつかない」──。
僕は公認会計士ですから、「数字」の意味、重要性が骨身にしみています。
「数字」とはまさに「仕事の結果」そのもの。会計の世界では、「数字」こそすべて──とさえ言えるのです。
「数字」と言うと「営業の仕事」と思う人もいるかもしれません。ただ、営業の仕事は、数字だけでなく、結果に行き着くまでの過程も大切にする傾向があります。
結果が出なくても、「金川君! 結果は出なかったが、よく頑張った。キミの努力は認めているぞ!」といった上司の励ましフレーズがあり得る世界なのです。
言ってみれば「努力賞」。
「努力賞」のおかげで、結果が出なくても、やる気が出る営業マンもいるでしょう。
しかし、会計の世界では、「数字」こそすべて。会計の世界に「努力賞」はないのです。