さっそくですが、問題です!
こんにちは。『99%の人が知らない数字に強くなる裏ワザ30』の著者・深沢真太郎です。
今回は「定量化」をテーマに、数字に強い人とそうでない人のほんのちょっとした(でも、とても大きな)差をご紹介し、あなたが数字に強くなるためのエッセンスをお伝えしていこうと思います。
では、問題です。
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Aさんはある距離を2分で進み、Bさんはその距離を3分で進みます。
まずBさんが10分先に出発し、そのあとをAさんが追いかけたとすると、
AさんがBさんに追いつくのは何分後でしょうか?
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さて、いかがでしたでしょうか、あなたの答えは?
実はこの問題、筆者が企業研修のオープニングで参加者にチャレンジしていただくウォーミングアップ問題のひとつなのです。
ただ、そうはいっても単なるウォーミングアップではありません。この問題を処理の仕方で、大変失礼ながらその人が「数学脳」の持ち主か、「算数脳」の持ち主なのかをチェックさせていただいているのです。
「数学脳」の人は、こう解こうとする
たとえば筆者のいう「数学脳」の人は、このような問題でどのようにアプローチするかというと……。
とりあえず、求める答えをX(エックス)とおいてみる。
なるほど……。たしかに、かつての数学の授業でそのように教えられました。実際、この問題もそうすることで正解が得られないわけではありません。
しかし、ビジネスパーソンの思考回路として、本当にその行為がベストなのでしょうか。