たとえば、あなたの部署の「成約率」が、だいたい30パーセントだとしましょう。

 成約率30パーセントということは、10人の見込み客に会って、そのうち3人に売る能力があるということです。

 で、次回の会議で、あなたがなんと、

「売上をこれまでの2倍にしよう」と提案するとします。

 で、どうするかというと、まずは「数字で考える」。

「客単価」「リピート数」が同じだとすれば、この場合、売上を2倍にする方法は2つしかありません。

 1つは、成約率30パーセントで、見込み客の数を2倍の20人にする方法。もう1つは、見込み客は10人のままで、成約率を2倍の60パーセントにする方法です。

 見込み客を2倍にするのと、成約率を2倍にするのとでは、どちらが簡単か?

 これは個人の能力というより、業種によって変わってくると思います。

 見込み客を2倍にするほうが簡単であれば、DMなどマーケティングについて「数字で話す」ことになります。

 成約率を2倍にするほうが簡単であれば、訪問件数やクロージングなど、営業について「数字で話す」ことになります。

 これだけの話術で、あなたの「売上をこれまでの2倍にしよう」という提案は、具体性と説得力が出てくるはずです。

数字のないビジネストークは
ただの雑談

「数字で話す」メリットは、まだあります。

 目標を「数字」で話すと、モチベーションが高まるのです。

 ×「売上を上げよう」「見込み客を増やそう」「成約率を上げよう」ではなく、
 ○「売上を2倍にする!」「見込み客を20人にする!」「成約率を60パーセントにする!」

 と言い換えたほうが、目標が明確になります。