12月10日、『徹子の部屋』(テレビ朝日)に出演! 著書累計200万部突破! 「人生100年時代」といわれる今、テレビ、新聞、雑誌で話題沸騰の「きくち体操」入魂の書! 『おしりが上がる驚異のきくち体操』の著者である菊池和子先生(現在85歳)が、50年以上の「きくち体操」の歴史のなかで、のべ100万人以上のおしりを触ってたどり着いた、超・健康の極意をお伝えします。
おしりが上がれば、自然とお腹も凹み、姿勢がよくなります。見た目も若く健康的になり、肩・腰・ひざの痛みも消えて、尿トラブルも解消します。健康寿命も延び、認知症も予防できます。
この連載では、「おしりが上がるきくち体操」の実践方法を、基本から紹介していきます。他の体操とは考え方がまるで違い、動く前に意識を変えていただく必要があるため、体操の前にお伝えしたいお話からゆっくり始めていきます。また、85歳にして驚きの若さをキープする菊池和子先生の意外な習慣などについてもご紹介していきます。
年齢を重ねると体の悩みは尽きません。でも大丈夫、あきらめないでください。痛いところや動かないところがあっても誰でもできる方法で、脳と体をよみがえらせていただきたいと思います。
指から始まる1本1本の筋肉は
脳にもおしりにもつながっている
体はすべて脳とつながっていて、脳からの指令なしではピクリとも動きません。なかでも脳と密接につながっているのが、手足の指です。生きていくのに不可欠なところは、よりしっかりと脳とつながっているのですね。実際に、手足に意識を向けて動かしてみると、脳と手足がつながっていることが実感できます。
ここでちょっと、手の指を「グー」「パー」と動かしてみてください。簡単にできましたね? 手の指は日ごろからよく使うので、慣れた動きは反射的にできると思います。でもね、手の指をよく見て、意識を向け、ゆっくりと力いっぱい「グー」「パー」と動かすとどうでしょう? 指だけでなく、手のひらや手の甲、腕の筋肉も動いていることがわかると思います。そしてその筋肉は、さらに背中にもおしりにもつながっています。ですから、おしりを意識して指を動かすと、同時に多くの筋肉が動き、脳に届く刺激が強まります。体も温まりますよ。
手の指を握る
私たちの体は指から始まっているのよ。手の指を動かすと腕が動いて、腕が動くと胴体も動きます。動かすということは筋肉を育てるということ。手の指を懸命に動かすと腕にも力がついて、胴体にも力がつきます。これだけでも体がポカポカしてきますよ。
1 手を前に出してひじを伸ばす
2 親指を中に入れ、両手とも思いきり握る
裏側はこんな感じ
Q 小指にどうしても
力が入らないときは?
A 腕までくたくたになったの? 素晴らしいわ! 手の指の筋肉は腕の筋肉へとつながって、腕の筋肉は胴体、おしりへとつながっているから、手を動かすときには自動的に腕、胴体、おしりも使っているんです。全身のつながりを感じながら、思いっきり開いてね。
手の指を開く
おしりを寄せて、手の指を「これ以上開かない!」というくらい全力で開いてください。指を握ったときとは、違う筋肉を使っていますよ。強く握ったあとに指を開くと、指を動かす脳がはっきりしているので、大きく開けますよ。
1 手を前に出してひじを伸ばす
2 指を思いきり限界まで開く
裏側はこんな感じ
Q 腕までくたくたになるのはどうして?
A 腕までくたくたになったの? 素晴らしいわ! 手の指の筋肉は腕の筋肉へとつながって、腕の筋肉は胴体、おしりへとつながっているから、手を動かすときには自動的に腕、胴体、おしりも使っているんです。全身のつながりを感じながら、思いっきり開いてね。