米ボーイングの主力旅客機「737MAX」が最初の墜落事故を起こした昨秋、米当局の内部分析で同型機の事故リスクの高さが示されていたにもかかわらず、飛行継続を許可していたことが分かった。業界関係者や規制当局によると、米連邦航空局(FAA)による2018年11月の内部分析では、FAAの介入がない場合、MAXは平均で2~3年おきに1回の墜落事故を起こす可能性があると指摘されていた。これはボーイングやFAAが当時、公表していた安全リスクよりもはるかに高い水準だ。FAAの内部資料は11日開催される下院委員会の公聴会で公表される予定。内部分析の結果を受けて、インドネシアで起きたライオン航空の墜落事故を受けたFAAの対応を巡り、新たな疑問が生じている。
737MAX、米当局は墜落リスク認識しながら飛行継続許可か
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