今やツイッターは最も殺伐としたSNSである。ユーザーたちは理解不能なクソリプを飛ばされることを承知で、今日もツイートに精を出す。そしてツイッター上での嫌がらせはクソリプにとどまらない。あなたも経験したことはないだろうか。(取材・文/フリーライター 鎌田和歌)
ツイッターで
腹が立つ「クソリプ」
主にツイッターユーザーたちの間で使われる「クソリプ」という言葉がある。品がない言い回しであるが、「クソみたいなリプライ」を意味する。リプライとは、他のユーザーから送られるツイート(返信)のこと。
ツイッターでは、相互フォローではない相手から、急にリプライが送られることがある。友好的なリプライもあるが、けんか腰で攻撃的なリプライも多い。これが、ツイッターが他のSNSよりも殺伐とした場と認識されている理由のひとつ。つまり、取るに足らない、バカらしい、ときによっては腹の立つようなリプライが「クソリプ」と呼ばれる。
筆者にも経験があるが、クソリプを送られるのは不快なものである。さらに、クソリプに反応したが最後、「スルースキルが足りないね(※不快なリプを無視する能力が足りないね、の意味)」「嫌ならツイートしなければいいのではないですか? リプを送るのは表現の自由です」などと、さらに不快なリプを送りつけられる。