本来仕事ができることとその人材の最終学歴に因果関係があるかどうかは、採用の各段階で十分確認する必要があるはずなのだが、面接担当者が

「この人材は○○大学卒だから、きっと仕事でもすぐに良い結果を出してくれるだろう」

 と考えることがある。

 これがハロー効果の一例だ。

 他にも英語が堪能で海外の大学の修士号・博士号を取得している人材を採用したものの、その人材はただ仕事を他の人たちに丸投げするだけで、一向に結果を出せないなどの嘆かわしいハロー効果の例は、枚挙にいとまがない。

 値が張る食パンを購入する際の顧客は、値段のハロー効果で

「これだけ値段が違うのだから、きっとこの食パンは他の安価な食パンよりもずっとおいしくて、添加物も少なく、体に良いだろう」

 と考え、購入することがある。

 特に健康志向が強い方にとって、安心安全なオーガニックの食材は、それだけで魅力的に見えている。

購入する「顧客の考え」に対して
絶対に高付加価値でなければならない

「前回試しに購入してみたら、そのおいしさに家族全員が喜んでくれた。また家族に喜んでもらうために、今回もこの食パンを買って帰ろう」

 と考えるケースもある。

 この場合、おいしい食パンを家族で食べて、みんなが幸せになったひと時をもう一度味わいたくて、値が張る食パンを購入している。

 すなわち、食パンに対して「家族の幸せを期待して購入している」ということだ。

 これらが、2つ目の秘訣の「購入する顧客の考え」だ。

 このように考える顧客に対して、食パン自体、絶対に「高付加価値(=最高においしく、安心安全で、食べた人がみんな幸せになる食パン)」でなければならない。