フランスの化粧品大手ロレアルはここ1年、バーチャルにメークやヘアカラーを試せる「バーチャルメーク」サービスの導入で顧客がより多くの商品を購入するようになったことから、拡張現実(AR)や人工知能(AI)の活用を拡大している。ルボミラ・ロシェ最高デジタル責任者(CDO)が明らかにした。ロレアルの米国子会社は今週、買い物客が携帯電話のカメラ機能を使って「ガルニエ」ブランドのヘアカラー商品の色をシミュレーションできるサービスを導入した。このサービスにはAR技術を使用している。買い物客は米グーグルの画像認識モバイルアプリ「グーグルレンズ」を使い、携帯電話のカメラをヘアカラー商品の箱に向け、バーチャルメークサービスを起動する。このサービスを支えているのは、ロレアルが2018年に買収したModiFace(モディフェイス)の技術だ。
仏ロレアル、「バーチャルメーク」で商機拡大
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