厚生労働省の大坪寛子審議官は、役人の間では「異例のスピード出世」と言われている。その理由とは?
厚生労働省の大坪寛子審議官は、役人の間では「異例のスピード出世」と言われている。その理由とは? Photo:PIXTA

いわゆる「文春砲」で渦中の人となった和泉洋人首相補佐官と厚生労働省の大坪寛子審議官。この大坪審議官は役人の間では、常識はずれの人事による「異例のスピード出世」と言われている。一般の人にはあまりピンとこないようだが、なぜ「異例」「常識はずれ」の出世と言われるのか。元総務省官僚でもある筆者が解説する。(室伏政策研究室代表、政策コンサルタント 室伏謙一)

「文春砲」で渦中の大坪審議官が
なぜ「スピード出世」といえるのか

 いわゆる「文春砲」により世間の注目を集めることになった、和泉洋人首相補佐官を巡る疑惑。不倫旅行疑惑とも公私混同疑惑とも、iPS細胞備蓄事業を巡る疑惑とも、さまざまに言われている。不倫うんぬんについてはともかくとして、公務出張後の私的旅行という公私混同疑惑については、そうした謗りや批判を受けても当然である旨、先日コメンテーターとしてコーナー出演したTBSの番組「ひるおび!」で述べたところ。

 6ページにわたる「文春砲」の中には、和泉首相補佐官の「不倫」相手とされる大坪寛子審議官が今の地位にいるのは「スピード出世」であるというくだりがある。

 これについても、なぜ「『スピード出世』と言われるのか」とその理由を解説したが、役人の世界では「当たり前」の話でも一般の視聴者の方には少々分かりづらかったようで、「有能だからいいのではないか」といった見解がネットでは散見された。