米電気自動車(EV)大手テスラは30 日、上海工場の起工式から1年足らずで週当たり1000台の初期生産目標を達成したことを明らかにした。上海工場の生産責任者を務める宋鋼氏は同日、初の中国製「モデル3」の引き渡し記念式典で、同工場では1時間に28台以上の生産が可能で、1営業日は10時間あると話した。このイベントでは15台のモデル3を顧客に引き渡したが、その全員がテスラ従業員だった。別の幹部は、来月から一段と大規模な納入を開始すると語った。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)率いるテスラにとって、この「上海ギガファクトリー」の成功は極めて重要な意味を持つ。テスラは中国向けEVの現地生産によって輸送費を節減でき、関税を支払わずに済む。マスクCEOは4月に、中国での生産ペースを週1000~2000台に引き上げられる可能性があると発言していた。
テスラ、中国製「モデル3」の引き渡し開始 生産目標も達成
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