「ビジネス書なのに、なぜか子どもが夢中になっています!」
と話題になっているのが、書籍『もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』(野村裕之著、ダイヤモンド社刊)だ。Google、Apple、Microsoftといった超一流企業の採用試験でも出題され、“考える力”を鍛える知的トレーニングしても注目される「論理的思考問題」の傑作を紹介している。前作『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』2024年の年間ベストセラー4位(ビジネス書単行本/トーハン調べ)になるなど、大きな話題に。
ビジネス書であるにもかかわらず、「親が買ったら、先に子どもが読んでいた!」「ゲームばかりしているうちの子が夢中で読んでいた!」といった声が殺到し、全世代から反響を得ている同書から、1問紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)

7歳男の子から「面白すぎて熱が出た」との感想も! 子どもがハマる異例のビジネス書で紹介されている問題『失われた搭乗券』とは?イラスト:ハザマチヒロ

複雑な状況でも冷静に判断できるか?

 論理的に考えることができれば、予想もつかないような複雑な状況でも自信を持った判断ができます。

 無数にあるように見える可能性を、整理して考えられるでしょうか?

「失われた搭乗券」

100人乗りの飛行機がある。
100人の乗客たちは自分の座席番号が書かれたチケットを持っている。
だが1人目の乗客はチケットを失くしたため、ランダムに選んだ席に勝手に座ってしまった。
2人目以降の乗客は、自分の席が空いていればそこに座り、空いていない場合は空席をランダムに選んで座る。

いま、100人目の乗客が飛行機に乗り込んだ。

この人が、自分のチケットに書かれた席に座れる確率は?

7歳男の子から「面白すぎて熱が出た」との感想も! 子どもがハマる異例のビジネス書で紹介されている問題『失われた搭乗券』とは?

イラスト:ハザマチヒロ
――『もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』(66ページ)より

 次のページで、考え方と正解を紹介します。