話し合いの中で「見つめ直させる」

 チーム全体を巻き込んで、「プライド」について考える場を設け、話し合いの中で、客観的に自分の考えや言動を振り返らせるのです。

 まずはチーム全員で「こんな職場にしたい」「こんな働き方をしたい」「こんなリーダーになりたい」と話し合う場を持ちましょう。

 意見を交換する中で、チーム全員が目指す「リーダーの姿」「メンバーの姿」が見えてくるはずです。その姿こそが、リーダー、メンバーともに「チームの一員としてのプライド」を発揮している状態。

 その「目指す姿」と「現状」がかけ離れている事実に気づけば、プライドの高い部下も「なるほど。チームの一員としてはまだまだ、足りないところがあるな」と気づきを得ることができます。

「個人として指摘」すると反発を招くのですから、「チームみんなの話し合いの中で見つめ直す」チャンスを与えればいいのです。

「個人の問題」を「組織の問題」として考え、「どんな職場にしたいか」を全員でディスカッションする。

 さまざまな課題に応用が利く手法なので、ぜひお試しください。