どうやって解決したのかというと、三日坊主で終わってしまったときの捉え方を変えたことで、続けられるようになったのです。今までの習慣を変えて、3日間続けることができただけでも「前進した」と捉えることにしていました。

 本当に続けたいことは、三日坊主でもいいので何度もチャレンジすればいいのです。たとえ三日坊主になったとしても、いつもの惰性でいくよりは、一度流れを変えられたのですからOKとしましょう。そして、三日坊主になったら、また翌日から三日坊主でいいので続けてみる。三日坊主も繰り返せばかなり効果があります。こうして、減点法ではなく、足し算で考えていくのが1つのコツです。

 すると、1週間のうち半分以上はできていた、2週間のうち10日間はできていたということになります。徐々に、形成逆転していくわけです。

「完璧」を目指して挫折感を味わうよりは、「三日坊主」でもいいので、続けていくことであっさり変われることもあります。三日坊主を打破するポイントは、ちゃんと続けようとしなくてもいい。でも、挑戦しつづけること。

「新しい習慣」をスムーズに日常に取り込む方法とは

 新しい「行動」を定着させる上で難しいのが、忘れずに毎日行動することです。たとえば「英語のフレーズを毎日3つ覚えたい」と思ったとします。このとき、「これからは帰ってきたら、まず机に座って覚えよう」とすると、なかなかうまくいきません。なぜなら、新たに時間を確保し、しかも「机に座る」と「英語のフレーズを覚える」という2つの「行動」を「習慣化」しようとしているからです。

 けれども、「毎晩お風呂に入るから、湯船に浸かっているときにフレーズを覚えよう」としたらどうでしょうか。お風呂はすでに「習慣化」されているので必ず入ります。そこに「新しい行動」をくっつけてしまうのです。そうすれば、「習慣化」に成功しやすくなるのです。

 私のセミナーの参加者のなかに「『通勤電車では読書しかしない』と決めたら読書が『習慣化』できました」という人がいました。電車に乗るという「習慣」に「読書」という「新しい行動」をくっつけた好例です。

 また、たとえば、ダイエットのために毎日1時間ジムで運動したいとします。このとき、帰り道の途中にあるジムに通うのと、帰り道から外れた場所にあるジムとでは、どちらが続けやすいと思いますか?答えは明らかだと思います。帰り道から外れた場所にあるジムは、通うだけで多くの時間が必要です。生活動線のなかにジムがあるかないかは、非常に重要なのです。