イラン革命防衛隊(IRGC)の航空宇宙部隊を率いるアミールアリ・ハジザデ司令官は9日、米軍が駐留するイラク基地を狙った前日のミサイル攻撃について、中東から米軍を追放する目的の第1段階だったと述べた。イランの首都テヘランで開いた記者会見でハジザデ氏は、さらなる軍事行動の可能性には言及しなかった。ミサイル攻撃では人命を奪うことは意図せず、物質的損害を与えることを目的にしていたと述べた。ミサイル攻撃は米軍がIRGCのガセム・ソレイマニ司令官を空爆で殺害したことを受けて行われた。イランは米国との対立激化を回避する姿勢を示しており、ハジザデ氏の発言もこれに沿う形となっている。一方で、ハジザデ氏はイラン国内に対し、米国への報復は終わっていないことを強調した。
ミサイル攻撃、目的は中東からの米軍追放=イラン司令官
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