【モスクワ】ロシアのドミトリー・メドベージェフ首相は15日、自身と閣僚が総辞職すると表明した。複数の国内通信社が報じた。首相と閣僚の選定方法の見直しを提案した同日のウラジーミル・プーチン大統領の年次教書演説を受けた動きだ。  インタファクス通信の報道によれば、プーチン大統領はメドベージェフ首相が新内閣の発足まで首相を務めると話した。また、メドベージェフ氏には新設するロシア安全保障会議副議長のポジションが提供されると語った。  プーチン氏は議会への演説で、首相と閣僚の人事について議会の承認権限の強化に向けて、憲法改正を巡る国民投票の実施を提案した。