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日本のマイナス金利
10年たっても脱却は難しい

 2019年は世界経済が同時減速し、米国連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)が金融緩和に踏み切った。日本銀行も夏から秋にかけて、追加緩和を躊躇しないという姿勢を見せた。

 そうした中、年末近くになって注目される動きがあった。昨年12月19日、スウェーデン中央銀行が政策金利を-0.25%からゼロ %へと引き上げたのである。マイナス金利の解除だ。

 この動きが一つのきっかけとなって、2020年はECBや日銀でもマイナス金利解除に向けた議論が進むのではないか、と一部の市場関係者は期待する。

 しかし、1月21日の決定会合で日銀が大規模緩和の維持継続を決めたように、ことはそう簡単には進まないだろう。

 2%物価目標を偏重する今の日銀の考え方では、マイナス金利の解除にはなかなかたどり着かないのだ。