そして、コツやポイントがわかりやすく専門性が低いので、プロの指導者でなくても子どもに教えることができるのです。家の中で、パパコーチやママコーチと楽しく体を動かす経験を気軽に積み重ねていけます。

リビング学習ならぬ“リビング体操”のススメ

 子どもが家で、何かに取り組むのはいいことです。よく、「リビングで学習をしている子は成績がいい」「最難関中学に合格する子の勉強場所は、リビングのテーブル」といった話を聞きます。それはなぜなのでしょうか。

 おそらくリビング学習が有効なのは、「リビング」という子どもが自然体でいられる空間で、自然と学びへつながる条件がそろっているから。勉強しなさいと親がうるさく言わなくても気づいたら自ら学ぶことができる、それがリビング学習のいいところだと思います。

 同じように家で体操をする利点もあります。最初は親子でやってみると、まるで家でただ遊んでいるような自然体の感覚で体操を楽しめるようになります。そしてそのうち体操をすることが家での日常になれば、気がつくと子どもが自分からやるようになっているでしょう。家ではゲームばかりやっていた子が、家で体を動かす楽しみを覚えたら自然と体操をするようになり、さらには自分から工夫をするようになるなど、自発的なアクションを起こすようになると思います。

 それが脳を育てるとしたらプラスな面しかないのではないでしょうか?健全な脳の発達は子どもの能力を引き出してくれますし、ひとりで体操をしていてくれるのなら、結果的に親は子育ての手も休められます。なんといっても大切なのは、子どもの“楽しい”を刺激すること!それこそが、子どもが脳育体操にハマって自ら体を動かすようになる一番の近道なのです。

 次回は、家庭内で行える「脳育体操」の方法を具体的に紹介していきます。