【ソウル】昨年末にタイで性別適合手術を受けた韓国軍の下士官が、週内にも除隊を命じられる可能性がある。下士官は20代で志願して入隊したが、今後は女性として兵役に服したい意向だという。  軍の審査委員会は22日、下士官を除隊させるべきかについて判断を下す見通し。  身元の公表を望んでいない下士官は現在、軍が運営する国内の病院で療養中。人権団体によると、除隊を命じられれば下士官は訴訟を起こす考え。  国防省によれば、現役兵が性別適合手術を理由に除隊の是非を審査されるのは初めて。同省報道官は「新たな規定を設けるには、さらなる協議が必要だ」と述べた。 。