ドナルド・トランプ米大統領は22日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での記者会見で、早期に欧州と貿易協議で合意することを望むと述べた。さらに、世界貿易機関(WTO)改革を約束したほか、米上院の弾劾裁判で新証人を召還することへの懸念をにじませた。米国への帰国を前にした記者会見での発言は多岐にわたった。トランプ氏は経済を焦点にとどめようと努めて数々の指標を挙げ、「米国における前例のない経済的成功」を示していると言明した。だが話題は程なく弾劾裁判へと移った。トランプ氏は下院民主党が大統領の罷免へ向けた裁判の準備を進めていることについて、証人召喚は「上院次第だ」としつつ、ジョン・ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)らが証言することには国家安全保障上の懸念があると示唆。
トランプ氏、貿易合意・WTO改革強調し帰途に ダボス会議
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