グループから仲間はずれにされて悩む女性写真はイメージです Photo:PIXTA

同僚と揉めたくないという思いから、職場で波風の立たない言動に終始する人が多い。しかし、嫌われないように振る舞っているだけでは、真の信頼は生まれない。経営者への取材から見えてきた、会社の人間関係を壊すNGな言動とは?※本稿は、安達裕哉『コミュ力が高い人が話しながら意識していること』(日本実業出版社)の一部を抜粋・編集したものです。

「気が合う」「お互いを尊重できる」
だけの関係は簡単に壊れる

 職場でも、それ以外でも、人間関係が悩みの種になることは少なくない。

 あるWEBサービスを運営する会社の社長と話をさせていただいたとき、「よい人間関係とは何か」という話になった。

 通常、よい人間関係と言うと、「気が合うこと」「話が盛り上がること」「お互いを尊重できること」といった特徴があがってくる。

 しかし、その経営者は「そんなものはよい人間関係とは言えない」と言った。

経営者「僕は、人を多く見てきているからよく思うんだけど、『気が合う』とか『お互い尊重できる』とかって、本当に苦しい状況に追い込まれたときには簡単に壊れるんだよね。たとえば、『一緒に起業したけれどうまくいかない』『片ほうの人物がすごく仕事がうまくいっているけど、片ほうは全然うまくいかず、落ち込んでいる』『大病を患った』とか」

筆者「ほう。なぜ、壊れてしまうのでしょう?」

経営者「『気が合う』ってのがワナだね。多くの人が『気が合う』って感じているのは、実際は衝突がないだけ。表面をなぞっているだけの人間関係だよ

筆者「たとえば?」