【ワシントン】ドナルド・トランプ米大統領に対する上院の弾劾裁判は24日、検察官役を務める下院民主党の議員らが最終日となる3日目の冒頭陳述を行った。「権力乱用」の根拠に関する主張を終え、この日は大部分を2つ目の弾劾条項である「議会妨害」に充てた。  民主側は、トランプ氏が証人に対して議会で証言しないよう指示したり、書類の公表を拒否したりして、下院の弾劾調査を阻止しようとしたとの主張を展開した。複数の下院委員会は昨年、ホワイトハウスや副大統領のオフィス、行政管理予算局(OMB)、国務省、国防総省、エネルギー省に、書類の提出要請や召喚状を出していた。