ふなっしーPhoto by Kazutoshi Sumitomo

梨の妖精として8年前に登場してから一躍、人気キャラクターとなった「ふなっしー」。最近はテレビで見る機会がめっきり減ったが、全国各地で行うイベントでは相変わらずの大人気ぶりだ。なぜテレビからイベントへ活動の場を移したのか。長きにわたり人気を維持する理由はどこにあるのか。そして、近い将来に考えている驚きの計画とは。ふなっしー本人がすべて語った。(聞き手/ダイヤモンド編集部 松本裕樹)

過激化するロケで
満身創痍に

──ふなっしーをテレビで見る機会が減りました。どのような理由からですか。

 そもそもタレントとして活動する意思がなかったというのが一番の理由。芸能事務所からお誘いもありましたが全部断ったなっしなー。

 テレビに出るタレントの多くは、テレビに出たくて、オーディションを受けて、事務所に入って、活躍していると思うなっしー。でも、ふなっしーはテレビ局から呼ばれたら行くだけ。「この仕事をすればみんなが喜ぶだろうな」という仕事を選んでやってきたなっしー。

 しかし、テレビが求めるのは過激な映像が多く、受けられない仕事が増えてきたので、それを断り続けてきた。その結果、テレビでの出演が減ったなっしー。

──例えばどんな仕事のオファーがくるのですか。

「体に火をつけて走ってください」「トラックにひかれてください」とか言われるんですけど、スタントマンをやりたいわけではないのでちょっと違うかなと…。

 テレビ局側としては、ふなっしーに今までやったことがないことをやらせたいから、過激さに拍車がかかるなっしなー。

 でも、過去には爆破もやったし、南極に行って海に落とされたり、アメリカでは飛行機から落とされたりしているので、これ以上はやることないだろ!って。