米国家安全保障会議(NSC)がジョン・ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)に対し、同氏が近く出版する著書の原稿は「相当な量」の機密情報を含んでいるため、そのままでは出版できないと伝えていた。NSCがボルトン氏の弁護士に送った書簡で明らかになった。1月23日付の書簡は「連邦法に加え、機密情報にアクセスする条件としてあなたのクライアントが署名した秘密保持契約に基づき、機密情報を削除しない限りこの原稿を出版・公表することは認められない」としている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は書簡のコピーを確認した。ボルトン氏の著書「The Room Where It Happened: A White House Memoir」は3月17日に米バイアコムCBS傘下のサイモン・アンド・シュスターから出版される。