アメリカでは家計の金融資産を運用した運用リターンは、
21年間で2.45倍に!

 運用で増えた部分(運用の成果)は、どんな感じなのでしょうか?

 次のようなデータがあります。

 アメリカでは、家計の金融資産を運用した運用収入(運用リターン)は、21年間で2.45倍に増えています。
もし保有資産が300万円だとしたら、21年間でそれが735万円に増えた計算になります。

 一方、日本の家計の実績を見ると運用収入(運用リターン)は、1.20倍でした。21年間で300万円が360万円になったということです。

約20年間の運用リターンは、アメリカが2.45倍で、日本は1.2倍

 あれれ? という感じですね。

 同じ約20年間で300万円が、アメリカでは435万円増えたのに対して、日本では60万円しか増えていないのです。

 さて、この差は、いったいどこから来るのでしょうか?

約20年間の運用リターンは、アメリカが2.45倍で、日本は1.2倍安東隆司(あんどう・りゅうじ)
RIA JAPAN おカネ学株式会社 代表取締役 CFP、日経CNBCなどTVコメンテーター、海外ETF専門家、立教セカンドステージ大学講師 三菱UFJ銀行で17年、三菱UFJメリルリンチPB証券(出向)、ソシエテ・ジェネラル信託銀行勤務という、メガバンク、外資系証券・信託銀行で約26年の勤務を経験。その後半はプライベートバンカーを務め金融商品の運用について熟知。販売手数料(コミッション)を目的にしない、世界的潮流である「預かり資産管理」(フィーベース)のビジネス(RIA)を行う、独立系・投資助言業(内閣総理大臣登録)を2015年立ち上げる。著書に『個人型確定拠出年金iDeCoプロの運用教えてあげる!』(秀和システム)など。
WEBサイトhttps://ria-japan.co.jp/