「神風」としての
「日韓GSOMIA破棄」宣言

 ところが、劣勢の日本に「神風」が吹いた。8月22日、文政権が「日韓GSOMIAを破棄する」と宣言したのだ。重要な点は、米国務省と米国防総省が、これに反対していたことだ。

<エスパー長官が9日、「韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)維持が韓米日協力に重要」という趣旨の言及も行っていたことが判明したのに伴い、外交関係者の間からは「韓国政府は今後、GSOMIA破棄に慎重な立場を示すだろう」という見方が浮上した。>(朝鮮日報 2019年8月10日)

 ところが文在寅は、米国の制止を無視して、破棄すると宣言してしまった。これで、米韓関係は一気に悪化した。

 この時まで米国政府は、日韓対立に中立の立場を貫いてきた。しかし、これで米国政府は、はっきりと「親日反韓」になり、米メディアからも韓国に同情的な論調は消えていった。

 日韓GSOMIA破棄宣言は、日本にとって「神風」、文在寅にとっては「自爆行為」だったのだ。

 結局韓国は11月22日、米国の圧力に屈してGSOMIA延長を決めた。しかし、破棄を宣言した8月から、延長を決めた11月までの間で、米韓関係はひどく悪化した。