31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は600ドル超下げて終えた。新型コロナウイルスによる肺炎拡大を背景とする世界的な景気減速懸念から、市場のボラティリティーが高まった。  ダウ平均の終値は前日比603.41ドル(2.09%)安の2万8256.03ドル。S&P500種指数は58.14ポイント(1.77%)安の3225.52、ナスダック総合指数は148.00ポイント(1.59%)安の9150.94で取引を終えた。  世界保健機関(WHO)は30日、新型ウイルスの感染拡大を受け、「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。