ドナルド・トランプ米大統領に対する上院の弾劾裁判は3日、検察官役を務める下院民主党と大統領の弁護団らによる最終弁論が実施された。上院が新たな証人招致を先週否決したこともあり、トランプ氏の無罪評決が確実な情勢だ。弾劾裁判は最終弁論後に休廷となり、上院議員らは議場での発言を初めて許されることになる。2つの弾劾条項を巡る最終評決は5日に実施される見通し。検察官役のトップを務めるアダム・シフ下院情報特別委員長(民主、カリフォルニア州)は、最終弁論でトランプ氏の罷免を改めて要求。「大統領が有罪であることを示す十分な証拠があり、大統領職にとどまれば次の選挙でも外国からの介入を求め続けることは明らかだ」とした。
トランプ氏弾劾裁判、5日に無罪評決へ
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