米グーグルの親会社アルファベットが3日発表した2019年10-12月期(第4四半期)決算は、売上高が460億8000万ドルとなり、ファクトセットがまとめたアナリスト予想の469億3000万ドルに届かなかった。ただ、動画共有サイトのユーチューブやクラウドコンピューティングなど、検索以外の一部事業の業績を初めて公表した。営業利益は93億ドルで、コンセンサス予想の99億ドルを下回った。営業利益が予想に届かなかったのは、過去10四半期で9回目。ユーチューブ部門とクラウド部門の業績を公表したのは想定外だった。アナリストや投資家は長年、アルファベット各部門の業績の詳細を明らかにするよう求めていたが、ほとんど実現していなかった。