――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  中国を中心に感染が広がる新型コロナウイルスを巡り、投資家はしばし暗中模索していたが、ここに来て影響が見通せたと考えている。大ざっぱにまとめると次のような見方だ。中国向けサプライヤー、旅行および春節(旧正月)関連株は逆風に見舞われるが、市場全体への手痛い打撃は中央銀行の措置で相殺される。また、ウイルス感染は制御され、欧米のリセッション(景気後退)を引き起こすには至らないだろう――。